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Vol.43
新品同様の輝きを!
シンク汚れの対処法

藤原 奈央

育児の傍ら、ハウスキーピング会社のスタッフとしても活躍。限られた時間の中で掃除を終えることができるオリジナルの掃除術を考案。その経験を活かし、webサイトの記事監修などもを行っている。

調理や洗い物をするシンクは、食べ物や食器などを扱う場所なので、常に衛生的にしておきたいですね。しっかり掃除をしているつもりでも、実は住まいの中で最も細菌やカビが発生しやすい場所でもあります。シンクを汚す主な原因はどんなものなのでしょうか。

特に汚れやすいポイントは?

シンク周りでも、「排水溝」、「食器用スポンジ」、「洗い桶」、「台ふきん」からは、特に多くの細菌が検出されます。大腸菌群や黄色ブドウ球菌、緑膿菌、カビといった細菌が多く検出されることが分かっています。名前自体は耳にすることの多い細菌かもしれませんが、深刻な食中毒や感染症の原因ともなるため、決して軽視はできません。

これらの細菌は「ぬめり」を伴い、シンク周りにこびりつきます。それに加えてべたつきや黒ずみといった汚れも発生し、たとえ毎日掃除をしていても、次から次へと発生してしまいます。

汚れの主な原因を知っておこう

では、なぜシンク周りはこんなにも汚れてしまうのでしょうか。基本的に“シンクを汚すものは、シンクに流れ込むもの”ということを頭に入れておきましょう。

たとえば、水道水に含まれるカルキや、野菜に付着した泥砂、食材に含まれる脂・タンパク質・デンプン、焦げなど、シンクで扱うもの全てが汚れの原因といっても過言ではありません。

このような様々な性質の個体や液体が、混じり合いながら流されたり滞ったりすることによって、シンクの汚れは蓄積されていくのです。また、常に水分があることに加え、火を扱う場所に近いことから気温も高く、細菌やカビが繁殖する好条件が揃ってしまうということも、汚れやすい原因となっています。

洗剤を使い分けて効果的に汚れを抑制する

このように多様な性質を持つ汚れは、どのように掃除をすればよいのでしょうか。まずはシンクを広く汚す酸性の油汚れとタンパク質汚れを除去するために、弱アルカリ性洗剤を使いスポンジで全体をこすり洗いしましょう。

排水溝や三角コーナーの汚れが特にひどい場合には、溜まったゴミを捨ててから、塩素系漂白剤を吹きつけて、しばらく置いておきましょう。そうすることによって、殺菌効果が高まり、より一層汚れが落ちやすくなります。

次に、アルカリ性の汚れであるカルキやさび汚れを落とすために、クエン酸などを原料とした酸性洗剤を、スプレーで吹き付けてこすり洗いします。ただ、酸が塩素系漂白剤と混じると有毒なガスが発生してしまうので、スプレーを使用する前に、しっかりと塩素系漂白剤を洗い流しておくようにしましょう。酸でこすることによって、弱アルカリ性洗剤では落ちなかった白い曇りなどが消え、ステンレスシンクの場合は新品のような輝きが戻るはずです。


このように、シンク周りの複雑な汚れは多様な性質を持っているため、水で流した程度ではしっかりと掃除をしたとは言えません。アルカリ性と酸性の洗浄剤を上手に使い分け、こすり洗いや研磨を行うことで汚れを効果的に落とすことができます。汚れの原因と正体を突き止めて、常にシンクを清潔に保つようにしましょう。

2017年6月掲載
※掲載の写真は全てImage photoです。

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