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Vol.13
意外と手強い!静電気汚れの対処法

お掃除研究家
越智 紘美

冷蔵庫やテレビなどの家電を移動した際、その後ろ側の壁が黒く汚れていたことはありませんか? これらはすべて静電気が原因で発生しています。コンセントなどの周囲、またマンションでは給気口や換気口の周辺にも同様の汚れが付着していることもあります。
静電気汚れは気付かないうちに付着しているものです。特に冬は乾燥により静電気がさらに発生しやすくなるので、冬を迎える前からしっかりと予防に取り組んでおくことが大切です。
今回は「静電気汚れ」の予防法と、付着した場合の正しい対処法についてお話します。

静電気が汚れを呼び寄せる

静電気汚れは、外から入ってくる煤煙、室内の微細なホコリや油煙などを静電気が壁面に吸い寄せることから付着する汚れです。そのため、帯電しやすい箇所であればどこにでも付着する可能性があります。
また、先ほど例に挙げたコンセント周辺の汚れは、湿気を伴うと「トラッキング現象」につながる危険性があります。この時に生じた火花が火災の原因となる恐れもあるので、「ただの汚れ」と軽んじて放置しないように注意しましょう。

ポイントを抑えれば予防は簡単

静電気汚れを予防するには、静電気によって引き寄せられる汚れを「壁や給気口以外の場所に誘導する」ことが重要になります。

■壁と家電との間隔を空ける

家電に近接する壁は、静電気のほかに家電の発する熱の影響も受けやすいため、間隔が狭いほど汚れやすくなります。可能な限り壁との間隔を空けて家電を設置するようにしましょう。
このとき、10センチ以上離れていれば理想的です。

■壁と家電の間に他のものを挟む

壁よりも帯電しやすいものをそばに置き、壁への影響を他へ散らす方法です。例えば、段ボール、パネル、カーテンなどが挙げられます。カーテンやパネルを使用する際は、安全のために防炎加工のものを選びましょう。

■薄めた柔軟剤などで帯電を防ぐ

換気口・給気口の周囲は、洗濯用柔軟剤やヘアリンスなどを薄く溶いたもので定期的に拭き掃除しておきましょう。それらに含まれる「陽イオン界面活性剤」成分は静電気を起こしにくくする働きがあるので、拭いた箇所は帯電しにくくなります。

既にある静電気汚れを落とすコツ

もし静電気汚れを見つけた場合は、水分を与えないように注意して下さい。むやみに拭くことで汚れがクロスの目に入り込んでしまうと、除去が難しくなってしまいます。

■掃除機で汚れを吸い取る

掃除機の先に付属のブラシを取り付け、キレイなタオルを被せた状態で汚れを吸引します。
壁紙の凹凸に汚れが入り込んでいる場合は、毛先が柔らかい歯ブラシで優しく払いながら、同様の工程を試してみましょう。

■薄めた中性洗剤で汚れを移し取る

乾いた状態では汚れが落ちなさそうだと判断した場合は、薄めた中性洗剤をタオルに含ませ、しっかりと絞ります。そして汚れをタオルに移していくように意識しながら軽く壁を叩きます。ゴシゴシこすると逆効果なので要注意です。

■クッションフロアの汚れにはメラミンスポンジ

クッションフロアに付着した静電気汚れには、メラミンスポンジを軽く濡らして絞ったものが便利です。この方法はどうしても汚れが落ちないビニールクロス壁にも有効です。しかし、傷を付ける可能性も高いので、最終手段として頭に入れておいてください。

静電気汚れは総じて、目につきにくい場所に付着しやすいのが注意すべき点です。常に意識しておかないと、気が付いた時には自分では落とせないほどの汚れになっていることが多いのです。賃貸マンションの場合、退去の際にこの「静電気汚れ」がトラブルの原因になるケースも少なくありません。
帯電しやすい場所の把握や、普段から予防を心がける意識を持つこと。
こうした積み重ねをするか否かで、数年後の部屋の状態はまったく違ってくるでしょう。

2014年10月掲載
※掲載の写真は全てImage photoです。

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