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Vol.19
マンション選びは何階、
何向きがいい?

フリーランス&ライター
井村 幸治 いむら こうじ

フリーランスエディター&ライター。1964年、和歌山県生まれ。リクルート(現リクルート・ホールディングス)にて不動産、ブライダル領域の編集に長年にわたって携わる。その後フリーランスとして住宅、都市開発、メディカル、ブライダルなど様々な分野で取材執筆活動を行う。東京⇒名古屋⇒大阪の転居を2回ずつ経験したことで、各都市の住宅事情にも精通。日本各地への取材、旅行経験も豊富。現在は大阪府吹田市「千里ニュータウン」在住。

大切なマンション購入だから後悔しない選択をしたいものですが、大規模マンションが増える中、何階の何号室を選ぶか迷ってしまう人も多いでしょう。最近の事情も踏まえながら、マンションの住戸選びを考えてみましょう。

<1>マンションの住戸選びは難しい?

階数や向きなどの諸条件によって価格は異なる

新築分譲マンションの価格表をご覧になったことはありますか?部屋番号と価格に加えて専有面積などが記載された一覧表ですが、住戸ごとに価格が違っていることに気がつくでしょう。「南向き・上層階ほど価格は高くなる」という原則はありますが、それ以外にも眺望や住戸の位置、専用庭やルーフバルコニーの有無といった様々な条件によって部屋の価値に違いがあります。その違いを一覧にしたものが価格表というわけです。

例えば下図のような小規模マンションのケースで、住戸ごとの特徴の違いを考えてみましょう(専有面積は同一とします)。
A:西向き、最上階で眺望がよく、ルーフバルコニー付き
B:西向き、中層階の左右にも部屋がある中住戸
C:西向き、眺望は望めないが、専用庭付きでガーデニングが楽しめる
D:最上階の角住戸。南と西の2方向に面しているため通風・採光も良好
E:南向き、中層階の左右にも部屋がある中住戸
F:南向き、1階で道路に面しており専用庭はナシ

マンション選びは何階、何向きがいい?

このマンションの場合、一番の高い価格となるのはD(最上階の角住戸)になりそうです。AとCでは最上階のAが高くなるでしょうが、「ルーフバルコニー」を選ぶか「専用庭」を選ぶか、購入者の好みによって人気は違ってきそうです。BとEはともに中住戸ですが、向きを考えると南向きのEが高くなるでしょう。1階住戸のCとFは「専用庭」と「南向き」という条件の違いをどう判断するか、価格を決める不動産会社も迷うケースかもしれません。道路からの騒音が想定されるならCの方が高い価格となる可能性もありますし、西側に隣接する建物があればCのほうが安い価格となるかもしれません。また、ここでは記載していませんが、人通りが多くなるエレベーターやエントランス、ゴミ置き場や駐車場といった共用施設の位置も価格に影響します。

ただ、ルーフバルコニーなどはすべてのマンションにあるわけではなく、特殊な条件ともいえます。やはり、価格や住み心地に大きな影響を与えるのは階数と向き(方位)です。次章から階数と向きについて、いくつかの視点から考えてみたいと思います。まずは居住性の視点から検証してみましょう。

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