ADENIUM PREMIUM CLUB(アデニウムプレミアムクラブ)|ジョイント・コーポレーション

Vol.30
夏を涼しく!自然と共存できる
マンションの条件とは?

フリーランス&ライター
井村 幸治 いむら こうじ

フリーランスエディター&ライター。1964年、和歌山県生まれ。リクルート(現リクルート・ホールディングス)にて不動産、ブライダル領域の編集に長年にわたって携わる。その後フリーランスとして住宅、都市開発、メディカル、ブライダルなど様々な分野で取材執筆活動を行う。東京⇒名古屋⇒大阪の転居を2回ずつ経験したことで、各都市の住宅事情にも精通。日本各地への取材、旅行経験も豊富。現在は大阪府吹田市「千里ニュータウン」在住。

今年の東京は不安定な天気の日が多く、夏本番を過ぎても、まだ蒸し暑い日が続いています。こんなときはできるだけ自然の風を取り入れて、エコで快適なマンションライフを過ごしてみませんか?

<1>自然風を通すことで、エコで快適な住まいを

今も昔も、快適な住まいづくりには「夏の暑さ対策」が重要!?

吉田兼好の作品「徒然草」に「家のつくりやうは、夏をむねとすべし。冬はいかなる所にも住まる…」という有名な一節があります。意訳すると「冬は厚着をすればなんとか過ごせるが、夏の暑さはどうにも対処できない。だから、家を建てるなら夏の暑さ対策を大切にするべき」というような意味になります。

土壁や茅葺きの住まいが主流であったころには納得できる考えであったのでしょう。一方、気密・断熱性能が向上した現代のマンション事情に照らし合わせると、違った意味で的を射た言葉のようにも思えてきます。

最近でも夏になると、毎年の様に最高気温のニュースが話題になっており、昔と変わらず熱気対策が快適に暮らすための大きなポイントとなっています。高気密・高断熱が実現されたマンションであれば、エアコンをフル稼働させれば快適な住環境を保ちやすくなっています。しかし、室内が過ごしやすくなる半面、電力消費は増えて室外機からは大量の熱を発生させます。家計の負担が増えるだけでなく、環境に負荷をかけてヒートアイランド現象の悪化にもつながるという悪循環になりかねません。そこで注目したいのが、できるだけ自然の力を利用する「パッシブデザイン」という発想です。

自然の恵みを活かす「パッシブデザイン」

「パッシブデザイン」とは、「特別な機械装置を使わずに、建物の構造や材料などの工夫によって熱や空気の流れを制御し、快適な室内環境をつくりだす手法」といった意味合いで使われています。

夏は太陽光を遮り、外部の熱を室内に入れずに自然の風を活かして快適な住環境を保つ。一方、冬は太陽光を取り込んで室内の熱を外部に逃がさないような設計・デザインを施すことが基本的な発想です。

もともと日本の住宅にはすだれを使って夏の日差しを避けたり、打ち水によって涼風をつくったりする風習がありますが、これも自然と賢く共存する「パッシブデザイン」的な暮らし方の知恵だといえます。こうした知恵や考え方を、マンション生活にも取り入れるために、実際に「パッシブデザイン」を採用しているマンションでは、どのような工夫がされているのでしょうか。

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イメージ図
アクティブに空気を入れ替える「24時間換気システム」とは?

現代の都市住宅の主流となったマンションは、高気密・高断熱性能を持つようになってきました。ただ、窓やドアを閉め切っておくと、空気がこもってしまうことで温度・湿度の調整ができなかったり、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドの濃度が高まったりします。そのため、2003年の建築基準法の改正で「24時間換気システム」の設置が義務づけられました。住宅の場合は1時間で室内の半分以上の空気を入れ替えることと定められています。

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